2026年8月4日
第20回SMFサロン「プラスチックの過去・現在・未来を環境経営視点で考える」のお知らせ(8月21日開催)
8月21日(金)に第20回SMFサロン(サスティナサロンby環境経営学会)を実施します。ご興味のある方々は是非、ご参加ください。
【日時・場所】
2026年8月21日(金) 18:15-19:15
オークラプレステージタワー25F多目的スペース
東京都港区虎ノ門2-10-4(地下鉄日比谷線「虎ノ門ヒルズ駅」出口A2aより徒歩7分)
【テーマ・話題提供者】
「プラスチックの過去・現在・未来を環境経営視点で考える」 (発表20~30分)
藤井宏行 (日本化学工業協会/CE-MVC研究会) 様
【開催方法・定員】
ハイブリッド方式にて開催(オンライン参加も可能) 途中参加も可
会場参加は20~30名、オンライン参加は100名
【申し込み方法】
以下のURLをクリックして事前登録をお願いします。
申込者には、後日、ZOOMのURLおよび開催場所の案内をお送りします。
https://forms.gle/9Q4oLQ2K9t4xVHjt7
【話題提供の概要】
プラスチックが社会で広く活用され始めてからまだ60年ほどしか経っておりませんが、この間に爆発的に利用が進み、今や石油や天然ガスなどの化石資源を原料として全世界で年間約4億トンものの生産が行われています。世界の総人口で割ると一人当たり毎年50kgを新たに生産されたプラスチックから消費していることになります。
このような爆発的な生産・利用の拡大から、使用済みプラを焼却処分することに起因する大気中のCO2の増加(気候変動問題)や自然界では容易に分解しない廃プラの環境中への大量流出に伴う汚染問題(海洋プラスチックなど)を私たちは引き起こしてしまっており、その対策は急務です。
問題解決のためには、化石資源から新たに生産されるプラスチックの量を劇的に減らすことが必要なのですが、その対策としては現在のところ規制(シングルユースプラの利用禁止やリサイクル再利用の義務化など)と技術(ケミカルやマテリアルリサイクル、回収分別などの技術開発)の二つだけしかほとんど議論がなされておらず、削減の効果としては極めて限定的なものであると言わざるを得ません。規制では社会生活に必要不可欠なプラスチックの供給までも減らしかねないリスクが、技術ではそもそも実現が不可能な錬金術的な開発に走って貴重な人的・物的資源の浪費に繋がりかねないリスクがあるのです。
闇雲に現在のプラスチックの生産量を減らそうとするのではなく、社会にとってどれだけのプラスチックを使用した製品が必要であり、それを資源利用・環境負荷をできるだけ少なく供給するための方策を考えること、これこそが本来の意味での「サーキュラーエコノミー」の取り組みと言えるでしょう。この判断のためには、プラスチックが爆発的に普及した1970~80年代(過去)、資源・環境制約から大量生産・大量消費が難しくなりつつある2020年代(現在)について、統計データなどをもとに経済学・経営学的視点を入れての未来のプラスチック生産のあり方について考えてみることが有効そうです。まだ手を付け始めたばかりの取り組みではありますが、ぜひ皆様のご意見を頂き、効果的な取り組みへと繋げて行ければと考えております。
■話題提供者プロフィール
大手化学企業にてファクトリーオートメーション、生産技術・DXなどに従事の後、2007年よりサステナビリティ関連の業務に移り、さらに2017年より本社経営戦略部門でLCAを核に据えたサステナビリティ・マネージメントに5年間従事の後、2023年より日本化学工業協会にて化学業界全体のLCA推進業務を担当し現在に至る
話題を提供いただいた後で、参加者の皆さんと、多様な観点からの意見交換を行いたいと思います。
現地参加、オンライン参加どちらでも可能です。
現地参加の方は終了後有志にて懇親会を予定しております。
なお、第21回は9月15日(火)に開催予定です。10月以降も毎月、予定しております。
日時等が決定次第、皆様にお知らせします。
10月以降も毎月の実施を予定しております。
https://smf.gr.jp/smf-salon-top/
よろしくお願いいたします。
主催:認定特定非営利活動法人環境経営学会
担当:副会長 森田 裕行、伊藤 由宣
理事 飯嶋 香織、竹原 正篤、野村 佐智代